子犬の飼い方
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■特に幼年期での、しつけが覚えも早く、重要!
最初に甘やかすと、残り10〜20年が飼い主にとっても犬にとってもつらいものになるので、
心して接しましょう。何事も、最初が肝心です。
『コミュニケーション』
■慣れるまではかまいすぎないで
離乳したばかりの生後2ヶ月くらいの子犬(もらわれてきたばかりの子犬)はまだ人間との付き合いに慣れていません。
人間の方は、子犬の愛くるしさについ家族みんなで取り囲んで抱いたり触ったりしたくなりますがそこは少しガマン。
子犬は環境の変化に大変敏感です。体調を崩す原因は大半、この環境の変化とかまい過ぎによるものです。環境に慣れるまでは
(いい意味でのほったらかし)で静かに見守ってあげましょう。飼い始めてすぐは母犬を恋しがってクンクン夜鳴きをすることも
あると思います。そんな時はかまわずに様子を見ましょう。もし、泣き止まないときは、チクタクと音のする時計をタオルで
包んで寝床に置いてやります。時計の音が、母犬の鼓動がわりになって気が安まります。
子犬が新しい環境、そして飼い主に完全に慣れてきたら、こんどはしっかり遊んであげましょう。その際、子犬につけた名前を
何度も呼んで自分の名前を覚えさせます。ほめるとき、叱るときも必ず名前を呼んでから言葉をかけると犬の理解も早く、
しつけも順調に運びます。
■子犬のためにそろえておきたいもの
・サークル・ケイジ ・給水器 ・トイレシーツ (室内犬の場合) ・食器 (ドッグフード用) ・ブラシ ・おもちゃ (犬用ガムなど)
『しつけ』
■厳しいしつけが幸せな関係をつくる
子犬のうちに「まだ小さいから」と甘やかしていると、あとが大変。自分をボスと勘違いしてわがままに振舞うようになり 飼い主を困らせるようになります。飼い主によってはそんな犬を持て余し、犬を手放してしまう無責任な人も沢山います。 少しかわいそうに思えても小さいうちにしっかりしつけておくことが、人と犬の関係を良好にします。
子犬はすぐに大きくなって1年くらいで大人になりますから、新しい環境に慣れてから、徐々にしつけを始めましょう。
■しつけの基本は「ダメ」と「よしよし」
「ダメ」というのは、犬が悪さをしようとしたときに、それを禁止する言葉です。「ダメ」と言うときの飼い主のきつい口調から
子犬はその意味を察して(あるいはびっくりして)、悪さをやめます。ですから、子犬を叩いたりする必要はないのです。
子犬を叩きすぎると、オドオドした性格になるおそれがあります。もし言葉だけで聞き入れない場合は、犬を叩くのではなく
大きな音(手をパンッと鳴らすなど)をたてて驚かせても効果があります。
「ダメ」と言われた子犬が悪さをやめたら今度は「よしよし」と言ってうんとほめてやります。
このメリハリが、犬をしつける基本になります。
「待て」、「おすわり」などのしつけも、「ダメ」、「よしよし」と言うときと同様にメリハリをしっかりとつけて教えましょう。
何事も諦めずに、根気よく犬と接しましょう。毎日続ける事が、何よりも大事な事です
『食 事』
■小さいけど成犬の2倍のカロリーを・・・
体ができあがっていく過程にある幼犬は、食事にも成犬とは違う気配りが必要です。子犬が家にやってきてから最初の1週間は
慎重な対応が必要です。量は、少量を何回かに分けて与えましょう。
生後6ヶ月くらいまでは1日3回(朝、昼、夜)、6ヶ月以上からは1日2回(朝、晩)ぐらいでいいと思います。また、栄養面
では、成長のために、筋肉などをつくる良質の動物性たん白質、骨をつくるために必要なカルシウム、ビタミンDなどが重要に
なってきます。
生後2ヶ月〜1才位までの成長期は、体重1kgあたり成犬の2倍のカロリーが必要だといわれています。成犬が1日に必要と
するカロリーは、体重1kgにつきおよそ80kcalに対し子犬なら体重1kgあたり160kcalが必要だという意味です。
ここは成長期用の良質なドッグフードを上手に利用しましょう。良質なドッグフードには子犬に必要な栄養素がバランスよく配合
されていますし、袋に書いてあるカロリーや量を参考(一様の目安)にすれば、良いと思いますが、人間と同じで、食べれる量は、
一匹ずつ違いますし、運動の量によっても変わってきますので、一番近くに居る飼い主様が、常日頃から、肉付き、糞の量や状態
など見て、一番、その子に適した量を見つけましょう。
「ドッグフードなんて味気ない」と、犬に人間用の食事を与える愛犬家が多いようですが、本来、犬はシンプルな食事で満足
できるものです。余計な味を覚えたばかりに人間の食事に頼って、栄養のバランスを崩してしまって体調を崩すことが多々あります。 きちんと栄養のバランスやカロリーを考えてつくられた良質なドッグフードを与えることが、犬の健康のために最適といえます。
『健 康』
■冷たいミルクにも要注意!
なんとなく子犬を見ると、牛乳を与えたくなってしまいます。でも、子犬に冷たい牛乳を大量に飲ませると下痢を起こし、衰弱の
原因になることも。生後間もない子犬のうちは、できれば犬用のミルクを与えましょう。牛乳を与える場合は、人肌くらいに
温めてから、量は控えめに。何事も徐々に与えましょう。
■予防接種を忘れずに!
ワクチンの品質が、ここ1〜2年大きく改良されました。今まで母親からもらった免疫抗体が残っていればワクチンの効果がありま
せんでしたが、今では少し残っていてもいい効果が得られます。
摂取する時期は、お店・ブリーダー・動物病院によって様々ですので、購入されたところ、もしくは、最寄の動物病院でご相談して、
摂取する時期を決める事が、いいと思います。
ジステンバー・伝染性肝炎・レプトスピラ・パルボウィルス感染症・パラインフルエンザ・コロナウィルス感染症など、種類によって
ワクチンの組み合わせが違いますが、この中に含まれない狂犬病の予防接種は法律で義務づけられているので、お忘れなく。保健所また
は市村役場に登録しておくと、予防接種の通知がきますから各自治体で指定された会場、もしくは動物病院で予防接種をしてもらいます。
以下はワクチンの接種や薬の服用によって予しておきたい犬の病気です。
★フィラリア
蚊を媒介して、フィラリア虫が心臓に寄生します。悪化すると腹水がたまり、せきがひどくなり、最後は死に至ります。一度かかると
まず治る ことはないので、予防が重要。予防薬には錠剤、粉、チュアブル(肉状)があり、1ヶ月に1回飲ませます。ノミの予防
との合剤もあります。
★ジステンバー
犬の便から感染します。下剤のほか、脳神経に異状をきたしけいれんするような動きをすることもあり、非常に怖い病気です。
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